好きなスポーツ:柔道・サッカー(見るだけ)
得意技:背負い投げ・内股・巴投げ・関節技

 芝浦工大に来て早4年、あっという間でした。いろんな友達ができて、いろんな場所に行き、いろんな経験ができたことをとてもうれしく思っています。卒業設計も終わり、もうすぐ卒業かと思うと、うれしくもあり、さみしくもある今日この頃です。
 大学に入ってサッカーにはまってしまいました。特に海外のサッカーが好きで、ACミランとバルセロナが大好きです。民放ではあんまり放送されていないので、友達の家に乗り込んで、スカパーで見ています。海外に行って、本場のサッカーを観戦したいと思っています。




1.ファサードの保存

 現在靖国通り沿いにある九段下ビルは、関東大震災の復興事業である旧今川小路共同建築の一環として昭和2年に建設され、80年以上もこの場所に存在している。1、2階が店舗併用住宅、3階が賃貸アパートとして計画されたが、店舗との共同化が嫌われ、現在3階は事務所やアトリエとして使われている。レンガ調の特徴的なファサードをしており、一世紀ちかくこの地区の顔として存在しているこの建築だが、現在建物内は老朽化が進んでおり、店舗併用住宅として計画された部分は住空間が狭く、また事務所は住居として計画された部分を使っているので使いにくい。共同トイレなど現在のライフスタイルに合っていない部分も数多く見受けられる。この建築を壊し新しい建築をつくることも可能であるが、長い間通りの顔としてたくさんの人に愛されたこの建築を何らかの形で残す必要があると考えた。保存する方法だが、この建築は老朽化しており、竣工されてから80年以上もたつため、構造的にこのまま使うことは難しい。補強しこのまま使うことも考えたが、増築する部分との関係からそれも難しいことが分かった。何を残すかを考えたとき、優先されるべきは通りに面するファサードを残すことであると考え、ファサードとそれを支える最低限の部分だけ残して後は新しく建て直すことを選択した。保存したファサードの1階部分は店舗の、2、3階部分はホテルのファサードとして利用されることになる。


2.共用するオフィス空間

 現在不況の影響で多くの企業が倒産している一方で企業に就職せず、自ら起業する人々が増えてきている。ライブドアや楽天などのIT企業の発展がその傾向に大きく拍車をかけている。その多くは20代〜30代の若い世代に多くみられ、1〜10人の少人数で起業する場合が多い。しかし起業するには莫大な費用がかかり、若く、少人数で起業する人々の大きな負担になる。こういった人々を支援するため、新しいタイプのオフィス空間を提案する。少人数の企業の場合、会議室や給湯設備、コンピューター室、休憩室など企業単体で持つよりも複数の企業で共用したほうが企業を運営していくコストが安くなる。集合住宅のグループホームをオフィスビルに置き換えたようなイメージである。また施設全体でも共用化を図る。ホテル棟とオフィス棟で会議室やコンピュータルーム、ラウンジなどを共用化し、ホテルとオフィスで1階部分の店舗の活性化を図る。すべての施設がお互いに関係性を持つコンプレックスを計画した。