APGwon. (An Pyong Gwon)
Position : MF(Volente)
“Brotherfoot”  no.08 ★★★★★
“Sung Ri”    no.08 ★
“polypropylene” no.08 ★

Special Thanks…
Brotherfoot : no.09 Ryusuke.M no.11 Yutaro.T
       no.19 Masatomo.K no.10 Kenji.I
       no.04 Kei.N no.07 Katsumi.I
       Yusuke.K Kosuke.T Kanako.S Shiori.I
Sung Ri : no.16 Takeshi.S no.07 Ryohei.H
     no.00 Hiroyuki.K
polypropylene : All member

Line 〜浮遊する日本と韓国〜



海は古来、 物資・情報交換の 素晴らしい流通路であった。

しかし今、大陸棚資源、漁業資源の確保のため、
国際海洋法条約によって、海の分割が行われている。

「排他的経済水域(EEZ)」という言葉さえ登場し、
他を排する権利が大手を振ってまかり通っている。

つまりは海の囲い込みであり、それでは互いの交流を阻害する。

そこにはロシア、韓国、北朝鮮、中国、
そして日本とすべての極東諸国がそびえたち、
海は海としての自らの機能を、奪われた。

行き場を失ったその怒りは、水面を伝い、日本と
韓国の溝を深めていくのであった。

そこを、争いの海にして良いのであろうか?

荒波はいつ静けさを取り戻すのであろうか?

太平洋戦争で、一時幕は下り、傷は海深く、封印された。

歴史は、3世代目へと引き継がれている。

今日、日韓関係はメディアの発達とともに、
芸能・文化を通じ、
表層での国民間の関係は、友好であるといえる。

だからこそ今、封印をとき、真の友好を築き上げようではないか。

日本の七類港・韓国の浦項に、敷地を設定し、
おのおのに、両国2つの博物館を設計する。
各博物館の動線は、単体では一つとして完結しない。

およそ、2ヶ月周期で日本と韓国を行き来する美術館によって、
内海に複雑に絡み合った糸を緩和し、解きほぐしていく。

やがてそれは一本の線となって、互いに歴史の傷をうめ、
より良い関係を築き上げるであろう。

海は静けさを取り戻した。

さあ、海に輝く一筋の光のLINEを見に行こうではないか。


Diagram : "Volume"





Diagram : "Circulation"