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ゾウキバヤシ ガ ウシナワレテイク・・・。
2004年の夏。
思い出の雑木林消失した。
雑木林は、不動産的には価値がない。ゆえに、切り倒されマンションへ変わっていく。
ボクタチ ノ カンカク ガ ウシナワレテイク・・・。
それに気づいたのは林の中だった。
静寂の中に漂う何か。
いつもと違う音。
いつもと違う世界。
経済性と利便性を優先して流れる社会。
そこで生きる我々の代償、身体感覚。
ニチジョウ ニ ハヤシ ヲ。
消えていく運命にある雑木林。
日常的にそこを訪れることで、
人々は身体感覚をとり戻すことができるのではないだろうか。
ゾウキバヤシ+コンビニ。
現代人のlifecycleの中にある施設、コンビニ。
今や、現代人にとって無くてはならないものとなっている。
そこは、digital mediaとanalog mediaがつながる場所である。
今後、生活のほとんどがdigital mediaとなった時に、
コンビニはdigitalでありながら
analogな体験を提供し続けることができる。
コンビニはわれわれの身体感覚を失わせている代表的な施設である。
しかし、現在多様化するコンビニのひとつの型として、
新しいコンビニエンスストアのあり方を再構築することで、
日常と雑木林は結びついていく。
ニチジョウ ニ ハヤシ ヲ。
日本の祭りや演劇には囃子がある。
拍子をとり、調子を整える囃子。
雑木林は
人々の生活の中の囃子になっていく。
囃子は聞こえるか?

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